Fender 50年代ストラトの特徴に迫る!

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1954年に登場したFender Stratocaster。1959年にローズ指板が採用される迄1ピース・メイプルネックを採用していた1950年代のFender Stratocasterについて深掘りしていきましょう!

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1950年代のFender Stratocasterの特徴

メイプルネック・アッシュボディ期(1954-1956)

発売当初のスペックはアッシュボディメイプル1Pネックホワイト1Pのピックガードでした。また、1954年の中でも初期の個体はプラスチックパーツのエッジが独特な丸みを帯びた物になっており、バックパネルにシリアルナンバーが刻印されているのも初期の特徴となっています。また、手加工が多く、仕様も定まる前だっため、ネックシェイプにもバラツキがありますが、厚めでやや丸みを帯びたU~Vシェイプといった印象が1954年スタイルとして一般的に認知されています。

また、初期のピックアップには磁力の弱いアルニコ3マグネットが使用されています。1955年中期に入るとマグネットはアルニコ5に変更され、コイルのターン数も約7000~8000ターンに変更されました。ポールピースのスタッガードは「トールD」と呼ばれるタイプで、4弦部分が一番高い形状をしています。
ピックガードは8点留めで塩化ビニルを使用し、ストリングガイドには丸形、Fenderデカールはスパゲティロゴを採用しています。トレモロユニットには鉄製のスチールを使用し、ブリッジサドルにはプレスサドルを搭載しています。1954年発売当時にはTelecasterと同様に裏通し構造でトレモロ・ユニットを採用しない「ノントレモロ仕様」も生産されました。

特に初期にあたる極少数の個体には以下のような特徴があります。

  • トレモロスプリングカバーに刻印されたシリアルナンバー
  • ピックアップカバーはエッジ部が丸みを帯びたラウンドピックアップカバー
  • ノブやカバー類はスチロール製
  • 独特な形のショートスカートノブ

1954年のストラトキャスターを再現したFender Custom Shop MBS Limited Release 50th Anniversary 1954 Stratocaster 2TB

近年や1960年代のプラスチックパーツとは違い、最初期型の特徴的な形状となっています。

近年や1960年代のプラスチックパーツとは違い、最初期型の特徴的な形状となっています。

メイプルネック・アルダーボディ期(1956-1959)

1956年中期頃、ボディーがアッシュ材からアルダー材に切り替わります。また、それに伴い塗装方法にも変化が見られました。アッシュに比べて茶色っぽい木であるアルダーでは、一度脱色をしてから塗装を行う「ブリーチバースト」という特殊な塗装工程が行われています。特別仕様でラインナップされたブロンドフィニッシュの個体には引き続きAshが使用されています。

プラスチックパーツ類は今までホワイトベークライトでしたが、1956年後期頃になると徐々にメラニン素材へと変わっていきます。また、1955年後期から1956年にかけて、ピックアップも同様にブラックボビンタイプながら、スタッガードの形状が変化し3弦部分が高くなります。この形状は「トールG」と呼ばれています

ネックシェイプにも変化が見られ、元々Uに近いVシェイプだったネックの中央部分が、1956年から更に尖っていき、1957年にピークを迎えますが、1958年からは徐々に丸みを帯びて現在では一般的なCシェイプへと変化しています。また、1958年中期頃にはサンバーストフィニッシュが2-Toneから3-Toneに変わりました。

アルダーボディを採用したFender Custom Shop 1956 Stratocaster Relic 2TS 2010

引き続きアッシュボディが採用されたBlondeフィニッシュの個体を再現したFender Custom Shop 1957 Stratocaster Heavy Relic Nocaster Blonde 2010

Fender Telecaster 年代別の特徴と変化

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ボディ材の変更

1954年から1956年中期にかけ木目が美しく、当時Telecasterでも使用されていたWhite Ash材が使用されました。70年代のものとは違い軽量で加工のし易い良質なAsh材が使用されていましたが1956年中期からはAsh材よりも入手しやすく安価なAlderを使用しています

アッシュボディを採用し、伝説のマスタービルダーJohn Englishによる製作のFender Custom Shop MBS 50th Anniversary 1954 Stratocaster Closet Classic 2TB

ボディ材がアルダーに切り替わった1956年仕様を採用したFender Custom Shop 1956 Stratocaster Relic 2TS

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ネック形状

50年代のStratocasterは1ピースのMapleを使用したネックが特徴です。ネックシェイプにもバラツキがありますが、厚めでやや丸みを帯びたU~Vシェイプといった印象が1954年スタイルとして一般的に認知されています。VUに近いVシェイプだったネックの中央部分が、1956年から更に尖っていき、1957年にピークを迎えますが、1958年からは徐々に丸みを帯びて60年代にはCシェイプへと変化しています。

Fender.com:C、V、U?どのネックシェイプを選ぶ?より引用

 

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ボディ形状

50年代を通してボディの外周はあまり変化しませんでしたが、1954年の個体ではネックポケットの1弦側部分がエッジの立った形状でしたが1955年からは面取りがされるようになります。

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ヘッドストックとロゴ

1950年代のロゴデカールには通称スパロゴとも言われ、パテントナンバーの記載されていない「スパゲティロゴ」が採用されています。ヘッドの塗装が施された後にデカールが貼られている為、塗装が乗っていないのが特徴です。ヘッド形状はスモールヘッドで、50年代のなかでも初期に当たる1954年製は手作業による製作により丸みのあるシェイプとなっています。1957年頃から面取りが小さくかっちりしたヘッドシェイプとなっていきます。

Fender Custom Shop 1957 Stratocaster Heavy Relic 2TS

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パーツの移り変わり

ペグ

1954年から1956年の個体にはKluson Deluxの刻印がされていな通称「ノーライン」、1956年後期からは同じくKluson製で背面に刻印の入った通称「1ライン」が採用されています。

 

ストリングガイド

1954年から1956年にかけて丸形のストリングガイドが採用されました。このストリングガイドは丸棒から削り出した円形で弦溝はやすりを使って手作業で仕上げられていました。
56年半ばにはプレス成形で品質の安定と効率化を図った羽根型(波型・かもめ型)を採用するようになります。59年頃にはストリングガイドと木部の間にスペーサーが入るようになります。

ピックガード

1950年代のStratocasterのピックガードには1プライの硬質塩ビ製が8つのビスで止められています。59年のローズウッド指板が登場したタイミングでセルロイド製の3プライピックガードに変更されます。

コントロールノブ・ピックアップカバー

54年と55年はベークライト製のパーツが採用されていました。ベークライトは変色こそしにくいものの、割れやすくピッキングによる摩耗もあり耐久性に難がありました。56年からは耐久性の面を改善する為ナイロン製のパーツが使用されるようになりました。

素材はベークライトで角の取れた54年初期特有の形状です。

素材はベークライトで角の取れた54年初期特有の形状です。

円柱状のコントロールノブ

円柱状のコントロールノブ

 

ピックアップ

Fender Custom Shop MBS Limited Release 50th Anniversary 1954 Stratocaster用に特別に製作された「トールD」スタイルピックアップ

 

50年代から64年のPre CBS期までに採用されていた「ブラックボビン」を搭載しています。同じブラックボビンにも様々な仕様があり、初期のピックアップには磁力の弱いアルニコ3マグネットが使用されています。1955年中期に入るとマグネットはアルニコ5に変更され、コイルのターン数も約7000~8000ターンに変更されました。しかし、50年代のピックアップ製作はほぼ手作業に近い製作方法で仕上がりのコイルの形状やコイルのターン数にはばらつきがあったようです。54~56年のピックアップはポールピースのスタッガードは「トールD」と呼ばれるタイプで、4弦部分が一番高い形状をしています。1955年後期から1956年にかけて、ピックアップも同様にブラックボビンタイプながら、スタッガードの形状が変化し3弦部分が高くなります。この形状は「トールG」と呼ばれています。

伝説のピックアップ職人Abigail Ybarraによって
ハンドワイヤリングされたブラックボビン仕様のピックアップ

 

コントロールとコンデンサ

50年代のStaratocasterのコントロールは1ボリューム、2トーン、3-Wayピックアップセレクターが採用されていました。コンデンサには白地に青い文字が印象的なConel Dubiler製の0.1μFペーパーオイルキャパシタが採用されていました。57年までは蜜蝋(ビーズワックス)でコーティングされていたものを使用し、57年以降はコーティング処理が廃されているのが特徴です。

当時の仕様を再現した Pure Vintage Wax Paper Capacitor .1uFが搭載されている

 

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カラーリング

1950年代のフィニッシュは54年から58年にかけて2トーンサンバーストが採用されました。56年中旬にはボディ材がAlderへと切り替わり塗装方法が変更されます。AlderはAshに比べ茶色っぽい木地なので一度脱色をしてから塗装を行うブリーチバーストという特殊な塗装工程がほどこされ発色を良くしています。1958年には3トーンサンバーストが登場しその後のスタンダードとなりました。

アッシュボディに2トーンサンバースト仕様となる1954年スペックのFender Stratocaster

アッシュボディに2トーンサンバースト仕様となる1954年スペックのFender Stratocaster

アルダーボディに3トーンサンバーストの1958年後期の仕様を採用したFender Stratocaster

アルダーボディに3トーンサンバーストの1958年後期の仕様を採用したFender Stratocaster

カスタムカラー

50年代のStratocasterのカラーはサンバーストを基本とし、オプションのカスタムカラーとして「Blonde」と「Black」が用意されていました。カスタムカラーは顧客からの特別受注やアーティストへのプロモーションとして製作される場合などの特別仕様という意味合いが強かったようです。Alderボディを採用してからも「Blonde」フィニッシュの個体には、木目が美しく見えるAsh材を引き続き使用しています

1956年仕様のStratocaster。当時オプションだったBlackカラーを採用。

1956年仕様のStratocaster。当時オプションだったBlackカラーを採用。

White Blondeカラーを採用している為、ボディー材はアッシュとなっています。

White Blondeカラーを採用している為、ボディー材はアッシュとなっています。

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リイシューの特徴

Fender Custom Shop

Fender Custom Shopでは製造年に従った仕様で製作された物から、50年代仕様をベースにアップデートし制作されたモデルなど様々な個体が存在します。その中からいくつかご紹介します。

Fender Custom Shop MBS Limited Release 50th Anniversary 1954 Stratocaster 2TB Master Built by Christopher W. Fleming 2004

 

2004年、Stratocasterの誕生50周年を記念してリリースされた限定モデルFender Custom Shop Limited Release 50th Anniversary 1954 Stratocaster 2TB Master Built by Christopher W. Flemingです。それまで製作されていたリイシュー品の1954 Stratocasterとは異なり、シリアルナンバー100番台の1954年製のヴィンテージのFender Straratocasterを徹底分析し、プラスチックパーツや各部の形状など細部まで再現しています。

1954年製の中でも初期に見られる特殊なプラスチックパーツを再現しています。Fender Custom Shopではこの50th Anniversaryモデルを作るに当たって、当時のノブを化学分析することで素材を把握し、その成分に近い素材を使用してパーツを製作しています。ピックアップカバーやコントロールノブ、PUセレクターノブなど、現行品とは異なる形状になっており、よりリアルな1954 Straratocasterが完成しています。

ネック周りに関しても1954年当時の仕様を再現しています。当時のネックはリリース当初ということに加えて、手加工だったためバラつきが多く、V~Uシェイプまでいくつかの型があったようですが、50周年モデルでは、シリアル100番台の個体をそのまま再現しています。握りやすい丸みのあるUシェイプに仕上がっており、Chris Flemingも「今回再現したシェイプは非常に丸みを帯びた形状で、とても握り心地が良いと思うよ。」と雑誌のインタビューでコメントしています。また、ネックバックからヘッドへと繋がる部分は大きく面取られているのも1954年当時の特徴です。フレットにはVintageタイプが採用され、50周年モデルでは、1954年当時のタング(指板に埋め込まれる部分)が細いフレットを再現するなど、細かな部分にまで拘っています。指板RにもVintageと同様の7.25インチが採用されています。別途Heavy Relic仕様のAged加工が施されています。

ピックアップも特別製です。1954年当時のピックアップを再現したピックアップは、一般的なシングルコイルよりもごく僅かにポールピースの直径が大きくなっています。また、このポールピースは1954年当時の素材構成成分までも限りなく再現し作られています。コイルも当時と同様にヘヴィフォームバーと呼ばれる銅色のコイルを使用し、巻数もやや少なめでハンドワウンドされています。

また、シリアルナンバーがジョイントプレートではなく、バックプレートに入っているのは、1954年の中でも最初期に見られる特徴で、本機はそれも再現しています。付属するハードケースも1954年当時でも最初期に付属していたForm Fit Caseを再現したもので、50周年モデルのロゴも入った特別製となっています。

 

Fender Custom Shop Limited MBS 1956 Stratocaster Big-V Neck & Lightweight Alder Relic Black Master Built by Todd Krause 2013

サウンドの太さに直結するネックの太さを最大限活かした限定仕様のビッグVシェイプグリップ!リラックスして軽く握る方にはとても手に馴染みやすい形状です。LightweightのAlderボディーの採用により、スモールヘッドにありがちなボディー側が重くなりすぎることがなく、非常にバランスの良い個体となっています。

Fender Custom Shopマスタービルダー、トッド・クラウス氏により2013年に製作された1956 Stratocaster Relic 2TSです。トッド・クラウスはジェフ・ベックやエリック・クラプトンをはじめとする、世界のトップアーティストたちの楽器を数多く手掛けてきたCustom Shopを代表するMaster Builderです。

1954年から製作が始まったストラトキャスターは、1956年にボディー材がアッシュからアルダーに変更されており、本機はその仕様変更に基づいてボディーにはアルダー材を採用しています。Cシェイプネックを太くしたようなビッグVシェイプグリップのメイプルネックです。ネックと手のひらの間にすき間ができにくい為、リラックスして軽く握る方は、薄目のCシェイプよりも、本機のような厚みのあるシェイプをお好みの方もいらっしゃると思います。指板ア-ルは7.25inchでビンテージ感のある握りをお楽しみいただけます。

ピックアップにはFender Custom Shopのブラックボビン 50’s シングルコイルピックアップを採用。艷やかなサウンドの中にミドルのエアー感が存在しており気持ちの良い太さを体感できるサウンドとなっています。特にハーフトーンでのサウンドも潰れることがなく、ピッキングニュアンスを忠実に再現してくれます。トーンにはフォトブックタイプの.1μFコンデンサを採用しており、細かいパーツも忠実にヴィンテージを意識したこだわりが垣間見えます。

 

Fender Custom Shop 1957 Stratocaster Closet Classic John Cruz JCQA 2TS

現シニアマスタービルダーのJohn Cruzがマスタービルダーに就任する前に携わり「John Cruz Quality Assurance (John Cruzが品質保証)」を意味すると言われているJCQAの刻印が刻まれたFender Custom Shop 1957 Stratocaster Relic John Cruz JCQA 2TSです。

本機のネック裏には「JCスタンプ」があり、これは現マスタービルダーのJohn Cruzがネック製作セクションのリーダー時代の証と言われ、ボディー裏のザグリには「JCQA」という刻印があり、こちらは「John Cruz Quality Assurance (John Cruzが品質保証)」を意味するといわれています。本機は2000年製ですので、John Cruzが2003年にマスタービルダーへと昇格しMaster Built Series(MBS)を手掛ける少し前に製造された個体です。

仕様はアルダーボディー、メイプル1Pネックです。ネック形状は57年製Stratocasterと同様のソフトVシェイプ、指板RはVintageと同様の7.25インチ、フレットもVintage Typeです。ピックアップはFender Custom Shopのブラックボビンシングルコイルを搭載しています。

 

Fender Custom Shop 1957 Stratocaster Heavy Relic Nocaster Blonde 2010

アビゲイル・イバラ氏によるハンドワウンドピックアップを搭載した2010年製のFender Custom Shop 1957 Stratocaster Heavy Relic Nocaster Blondeです。

Fenderの伝説のピックアップ職人「アビゲイル・イバラ」氏が製作したピックアップは通常マスタービルダー作品に採用されることが都度ですが、本機にはそれが搭載されています。現在イバラ氏は引退しており入手が大変困難となっております。鈴鳴りのするクリーントーンからエッジのきいたドライブサウンドまでたいへん抜けのよいサウンドが出力されます。

仕様は、ボディーにかなり軽量なライトアッシュ、ネックと指板には湿度や温度の変化にも強く動きにくい本柾目のメイプルが選定されています。ピックアップはネックとミドルポジションによりファットで抜けの良いFender Custom Shop Fat 50’sを、リアには歯切れがよくブライトながらも耳障りにならないFender Custom Shop Abby’s69を搭載しています。軽量なボディー材とのバランスがよく考えられたピックアップ選定となっています。

 

Fender USAなどのレギュラーライン

Fender USA American Original ’50s Stratocaster

ウッドマテリアルはアルダーボディー、メイプルネックでピックアップはロウ漬けされたPure Vintage‘ 59シングルコイルStratocasterピックアップを3基搭載しています。このピックアップはFormvarコーティングコイルワイヤーからクロスカバー出力ワイヤー、ファイバーボビン、アルニコ5マグネットまで当時のスペックをよく再現しています。またそのピックアップをロウ漬けすることでピックアップが余計な振動を拾うことを防ぎ、その結果ノイズに強くなり、余計な倍音が出ない等の効果があります。
また指板Rを当時の7.25インチではなく、よりフラットな9.5インチにすることでチョーキング時の音つまりが軽減されリードプレイにも対応できる仕様になっています。またネックを厚めのソフトVシェイプにすることでコード弾きもしやすいです。

 

Fender USA American Vintage 1956 Stratocaster

ボディにAlder、ネックにMapleを使用し7.25inchの指板アールを採用しています。ピックアップにはVintageタイプのFender Single coil Setを搭載してます。1プライピックガード、羽型ストリングガイド、3Wayピックアップセレクターを採用した1950年代後半のスペックを採用しています。

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